バーリング加工|板金加工の基礎知識

金属加工基礎知識

板金加工において「穴まわりの補強」や「ネジ穴の強度確保」は、製品設計のうえで重要なポイントです。その代表的な方法がバーリング加工です。金属板に穴をあけて周囲を立ち上げる加工ですが、目的や効果、適した場面が異なります。
今日は、バーリング加工をわかりやすく解説し、設計や加工で迷わないための基礎知識をお伝えします。

バーリング加工とは?

バーリング加工(Burring)は、あらかじめ開けた下穴にパンチを押し込み、穴の周囲を円筒状に立ち上げる板金加工方法です。

特徴

  • 板厚以上の高さを持つ立ち上がりを形成できる
  • 立ち上がり部にタップ加工を施すことで、薄板でも十分なネジ山を確保可能
  • 放熱や通気、ケーブル通しのスペース確保にも利用できる

用途例

  • ネジ穴補強(板厚1mmでも3~4mmのネジ山を確保できる)
  • 電子機器の放熱孔や通気孔
  • 軽量化しつつ強度を確保する構造部品

バーリング加工は、特に薄板にタップを切りたい場合に欠かせない技術といえます。

選定のポイント

設計段階でバーリング加工選ぶ際には、次のポイントを押さえると良いでしょう。

  • ネジを切りたい場合 
  • 板材の剛性を高めたい場合 
  • コストや加工精度の要求に応じて

例えば、精密電子部品の固定用にはバーリング加工すると合理性が高まります。

まとめ

  • バーリング加工は、主にネジ穴補強やスペース確保を目的とする円筒状の立ち上げ加工

板金加工では、目的に合わせて加工方法を選ぶことで、強度・機能・コストの最適化につながります。ぜひ設計の参考にしてください。

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