当社では、ロボットを活用した最適なシステム開発及び制御を得意としています。
効率化、作業を自動化、サイクルタイムの短縮を提案し、生産性の向上を実現します。
ロボットのティーチングとは?
ロボットのティーチングとは、ロボットに作業手順や動作を教え込む工程のことを指します。産業用ロボットや協働ロボットが適切に動作するためには、あらかじめ動作軌道や作業内容を設定し、それをプログラムとして記憶させる必要があります。
ティーチングの方法は、ロボットの種類や作業内容によって異なり、大きく分けて 「直接ティーチング」 と 「オフラインティーチング」 の2種類があります。
1. ティーチングの方法
(1) 直接ティーチング
作業者が実際にロボットを操作して、動作を教え込む方法です。以下の3つの方式が一般的です。
① ティーチングペンダント方式
- 概要:
ロボットを専用のコントローラー(ティーチングペンダント)で操作し、動作を一つずつ記録する方法です。 - 特徴:
- 非常に正確な動作が可能
- 産業用ロボットで最も一般的に使われる
- プログラミング知識が必要
- 主な用途:
- 溶接、塗装、組み立て、搬送作業など
② ダイレクトティーチング方式
- 概要:
作業者がロボットのアームを手で直接動かしながら動作を教える方法です。 - 特徴:
- 直感的な操作が可能
- プログラミング不要
- 協働ロボット(人と一緒に作業するロボット)に多く採用
- 主な用途:
- 部品のピッキング(取り出し)、組み立て作業など
③ センシングティーチング方式
- 概要:
カメラやセンサーを用いて、ロボットが環境を認識しながら動作を学習する方法です。 - 特徴:
- AIや機械学習技術を活用可能
- 人間の手によるティーチングが不要な場合もある
- 変化する環境に対応しやすい
- 主な用途:
- 不定形な対象物のピッキング作業
- 物流・倉庫の仕分け作業
(2) オフラインティーチング
ロボット本体を直接操作せず、コンピューター上で動作をプログラムする方法です。
① オフラインプログラミング
- 概要:
3Dシミュレーションソフトウェアを用いて、ロボットの動作をプログラムし、それをロボットに転送する方法です。 - 特徴:
- 実機を停止せずにティーチング可能(生産ラインを止める必要なし)
- シミュレーションで精密な動作が可能
- 設計段階で動作確認ができる
- 主な用途:
- 自動車産業の生産ライン
- 大規模な産業ロボットの導入
② 自律学習型ティーチング
- 概要:
AIや機械学習を活用し、ロボットが自分で動作を学習する方式。 - 特徴:
- 人の手をほとんど借りずに、ロボット自身が学習
- ディープラーニングを活用した高精度な動作が可能
- 変化する環境への適応力が高い
- 主な用途:
- ロボットアームの自律動作(AIを活用したロボット)
- 変動する製造ライン(多品種少量生産向け)
2. ティーチングの工程
① 作業内容の分析
- どのような動作が必要かを明確にし、作業工程を決定する。
② ポジション登録
- ロボットの動作軌道を設定する。
- 例: 開始位置 → 目的地 → 終了位置
③ 条件設定
- 必要に応じて、センサーの反応や力加減などの条件を設定。
④ シミュレーションと試運転
- 実際の作業環境でテストを行い、動作を最適化。
⑤ 本番運用
- 最終的に生産ラインや作業工程に適用。
対応ロボット
当社は、お客様のご要望に合わせて各メーカーのロボットに対応可能です。
【対応ロボット】株式会社不二越、ファナック株式会社、株式会社ダイヘン、川崎重工株式会社、株式会社安川電機、デンソー 他
これ以外にも対応可能な場合がありますので、お気軽にお問い合わせください。
ティーチングサービス内容
サービスの特徴
当社のロボットティーチングサービスは、経験豊富なスタッフがお客様のニーズを汲み取り最適なロボットプログラムを開発し、制御します。
コストダウン、品質向上、速度の向上などお客様の課題に真摯に向き合い解決するので、既存のお客様からは信頼を頂き、継続してお仕事をいただけています。
ロボット作業の品質向上、動作の改善、人材不足などお困りごとはお気軽にご相談ください。
自動車業界、航空機業界、医療機器業界、家電業界様々な業界で対応しております。
気になりましたらお気軽にお問合せください!
ロボットのティーチングは、産業用ロボットや協働ロボットが適切に動作するために不可欠なプロセスです。
特に、ティーチングペンダント、ダイレクトティーチング、オフラインティーチング の3つの方法が主要であり、それぞれの用途に応じて使い分けられます。当社では様々な方法を駆使してティーチングを行っています。
