製品検査は3次元測定検査がマスト

3次元測定とは
3次元測定機
３次元測定機の種類
株式会社MDの3次元測定検査
３次元測定検査サービス
1. お客様の品質に貢献する３次元測定検査サービス

3次元測定とは

3次元測定検査の利点は、高い精度で物体や部品の寸法や形状を測定できることです。これにより、製品の品質管理や設計の妥当性評価、製造プロセスの改善などに役立ちます。ただし、適切な測定計画の立案や測定装置の正確な操作が必要であり、専門知識や技術が求められる場合があります。

3次元測定機

3次元測定機は、物体や部品の形状や寸法を精密に測定するための装置や機器のことを指します。3次元測定機は製造業や品質管理などの分野で広く使用されており、さまざまな種類や技術があります。以下に一般的な3次元測定機の種類をいくつか挙げてみます。

３次元測定機の種類

接触式測定機：
- プローブ（探針）を使用して物体の特定のポイントを測定する装置です。
- XYZ軸に移動可能な測定ヘッドを持ち、3次元空間内の座標を計測します。
- 高い精度で測定が可能であり、部品の形状や寸法の測定に広く利用されています。
光学式測定機：
- 光学カメラやレーザーを使用して物体の表面を撮影し、そのデータを元に形状や寸法を測定する装置です。
- 非接触で測定ができるため、デリケートな部品や複雑な形状の測定に適しています。
- 表面の輪郭や複数の特徴点を測定することが可能です。
3Dスキャナー測定機：
- レーザービームを物体に照射し、反射されたデータを収集して物体の形状を再構築する装置です。
- 製品設計や品質管理、逆工学などの用途に利用されます。
- 高速で大量のデータを取得できるため、効率的に物体の3次元形状を捉えることができます。
- 複雑な形状や曲面の測定に適しています。

これらの3次元測定機は、測定精度、非接触性、測定速度などの特性によって異なる利点と用途を持っています。適切な3次元測定機を選択するには、測定対象物の特性や測定精度の要求、作業環境などを考慮する必要があります。

株式会社MDの3次元測定検査

当社の3次元測定検査は1番精度が高いと言われる接触式測定タイプの3次元測定機を使った検査をマストとしています。加工品の品質管理を確保し、お客様の満足度を高めるため全品検査を実施し、検査結果や品質管理活動の記録を適切に保管し、必要に応じて報告書や品質証明書を提供しています。

非適合品が発見された場合には、即座に原因分析を行い、是正措置を講じるとともに、再発防止策を策定しています。

お客様の信頼を獲得し、品質を維持・向上させるために、当社は検査体制の継続的な改善に取り組んでいます。

使用している３次元測定機

機種：CRYSTA-Apex V544

測定機が持つ本来の精度を保証しながら、速く、正確な測定を可能にし、インペラやブレードといったさまざまな形状のワーク測定にも対応。
測定精度に大きな影響を及ぼす温度環境に左右されないリアルタイム温度補正、高精度なワークも精度保証ができる最大許容長さ測定誤差：初項1. 7μmの実力(長さ100mmで２μｍを保証)、繰り返し精度の向上など、従来の測定機と比較しても、その精度を圧倒するクオリティを実現しています。
3Ｄ形状の測定経路を指定し、曲面や輪郭といったより複雑な形状のワークを自由な測定経路で測定することができます。また、ワークと設計値とのズレによる軌道誤差をリアルタイムに修正することで、加工精度や設置ズレに左右されない高速測定を可能にしています。さらに、Vシリーズは最大8 mm/s の測定速度（測定物への接触速度）を持ち、駆動速度・駆動加速度とのコンビネーションにより、総測定時間の大幅な短縮を実現します。
スキャニングプローブや非接触プローブといった3次元測定機用プローブをラインナップし、ワークの特徴にあわせた最適なプローブで、高精度かつ高効率な測定を実現します。

出典：ミツトヨ

トレーサビリティー

株式会社MDでは製品のトレーサビリティーを確保することで、製造過程や原材料の品質を適切に管理し、不良品や品質問題の発生を防ぎます。また、製品に関する情報（製造日、ロット番号、製造工場など）を記録し、必要に応じて追跡・検証ができる体制を整えています。
協力会社での加工の際もサプライチェーン全体でトレーサビリティーを確保するために、取引先とのデータ共有や規格の整備をしております。

製品の品質管理や安全性確保、不適合製品対応、環境負荷の管理に力を入れています。